ベネッセがAIチャットサービス「Benesse GPT」の運用を開始

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株式会社ベネッセホールディングス（以下：ベネッセ）は、日本マイクロソフト株式会社が提供するパブリッククラウド「Microsoft Azure」上の「Azure OpenAI Service」を活用したAIチャットサービス「Benesse GPT」の運用を開始した。これは、グループ社員約15,000人を対象にしたものである。 ベネッセは2021年より、情報システム部門、人財育成部門、コンサル部門が一体となる組織「Digital Innovation Partners(DIP)」を設置し、全社横断的にDXを推進している。教育・介護を中心に、人生のあらゆるステージで活用できるサービスを提供するベネッセは、お客様にとってより良いサービスの開発に向け、最新技術の検証を実施している。その一環として、DIPが主体となり現場開発者と共にChatGPTの活用を検討し、議論を重ねてきた。 その結果、現場の開発者・企画者が安心・安全な環境でAIチャットサービスを検証できる環境を整備することを目的に、「Benesse GPT」を開発した。社員はイントラネット上で、いつでもAIチャットサービスを使用することができ、業務効率化への活用や、商品開発に向けた技術活用の検証が可能となる。また、Benesse GPTは、MicrosoftがAzure上で提供するOpenAI Seriviceを利用してDIPが開発し、入力した情報の2次利用をせず、クローズドな環境で外部に情報が漏洩しない仕様となっている。 今後は、AI活用において様々な角度から議論し、サービス自体の検証も重ねながら、Benesse GPTも継続的にバージョンアップをしていく予定である。ベネッセグループは、一人ひとりの「よく生きる」の実現を支え、生涯にわたって向上意欲と課題解決を支援し続けることを目指し、新たな取り組みをいち早く実践していくであろう。